マミヤのマクロレンズを試してきた話。
おはようからこんばんは。
暮らしに夢を広げる、あいかさんです。
今年ももうすぐダリアの季節。
寄れるレンズも持たずにダリア撮影に行くのは無謀の極み。
という事で買ったのがこれ。
MAMIYA SEKOR MACRO C 80mm F4
なんで純正じゃないかって?
だって純正は高いんじゃ…
それに高額だからこそ後悔をしたくない。
最大撮影倍率が0.5倍のハーフマクロが、自分にとって本当に必要なのかを確かめたい。
最大撮影倍率が0.25倍程度でいいのなら、他にも便利なレンズがあるので、そちらを入手したいし。
今回は、
1.僕がMFマクロレンズを使いこなせるかどうかのテスト。
2.SEKOR MACROの描写テスト
3.自分にどれだけの倍率が必要かのテスト
を兼ねている。
入手経緯
前回ヤフオクで入手した、MAMIYA SEKOR C 45mm F2.8と同様、7000円程度で入手。
外観は綺麗。
光学に関しては、前玉に若干のバルサム切れが見られる程度で、実写に問題は見られない。
このレンズについて
本来の645フォーマットだと0.6倍となるので、35mm換算48mmとなる標準マクロレンズだ。
GFXだと0.8倍なので、換算64mmの少し長めの標準域となる。
最短撮影距離は37.5cmで、最大撮影倍率は0.5倍。
作例
ハス
ハス
ハオルチア
ハオルチア
安定のベゴニア
カトレア
胡蝶蘭-この日一番の写真
感想
1.僕がMFマクロレンズを使いこなせるかどうかのテスト。
→ピン甘は全体の1割以下。
ひとえにGFXのピーキングの見易さのおかげだろう。
ピーキング時に倍率を変えれるので、ピントを合わせたい部分を拡大してピント合わせが出来るので失敗しにくい。
MFで撮影する以上、ウエストレベルでの撮影は難しく、構図や撮影姿勢に制限があるものの、ヘリコイドのスムーズさもあり、充分使いこなせたと自負している。
2.SEKOR MACROの描写テスト
→作例通りだ。
解像力に関しては申し分なし。
F4-5.6までだとピント面の緩さ、滲みを感じるが、嫌いじゃない。X100シリーズのような印象。
逆にこのレンズで一番使うであろう、F8以降は一気に解像力が上がる。
もちろん、純正に比べたら解像力は低いと思うが、GFXセンサーによる補正で充分に「使える」解像力になっていると思う。
ただし、色乗りはアッサリ。
VELVIAを使ってても、ASTIA?PROVIA?みたいな。
VELVIAの濃厚さをもってしても淡白な描写になっちゃう。これはもう個性だね。
なので今回の作例がクラシックネガなのは、色乗りのせい。
ただ、クラシックネガで色強度をプラスにしてやるといい感じになった。
色乗りがよくない割に、モノクロとの相性も良かった気がする。
いずれ作例を掲載しようと思う。
3.自分にどれだけの倍率が必要かのテスト
→ぶっちゃけ0.5倍はそこまで使ってない。
一番使った倍率は0.2-0.3倍あたりだった。
0.5倍まで寄って撮影しようものなら、花の場合だと雌しべや雄しべしか映らない。
花の全体をクローズアップして撮影したいなら、0.25倍程度あれば充分だと感じた。
ただし、この焦点域だと少し離れたところにある花を抜き出して撮影するのには不向きだと感じた(当然だ)。
今回のテストのお陰で、
・ハーフマクロまでの倍率は不要。
・最大撮影倍率は0.2-0.3倍程度で充分。
・少し遠くの花をある程度の倍率で撮れるレンズの方が必要。
という事が分かった。
この3点が分かっただけでも、この7000円の投資に価値がある。
それに、僕はこのレンズを気に入ってしまった。
距離指標と、ストロークが長くスムーズなヘリコイドのお陰で、MFがとても快適。
上にも書いた通り、色乗りはそこまでないが解像力は結構いい。
Xマウントの時代から、マクロを使うときはMFでやっていた。
AFつきのマクロレンズでも、マクロ域ではAFの信頼性がかなり落ちて、結局はMFの方が早くてMFしか使わないというパターンが多かったし。
それなら、最初からマクロレンズはMFでいいと思う。
って事で、次に買うべき純正レンズは、
GF100-200mm F5.6
かなー。
どこかで試す事ができればいいけれど。
それでは、また!