MINOX 35GTで撮ってきた話。
おはようからこんばんは。
残暑に戦々恐々なあいかさんです。
フィルムカメラで写真を撮り始めて早いもので2ヶ月。
風景やらスナップやらを撮りまくっていたけれど、そろそろモノクロフィルムでストリートスナップを撮りたいなと思う今日この頃。
二眼レフにしろ、一眼レフにしろ、街中で振り回すには大仰にすぎるよね。
それはそれで楽しいんだろうけど、肖像権やらが厳しくなってる昨今、できれば大きなカメラで目立つような真似はしたくない。
そして、本当にこの瞬間を撮りたいって思うような光景は、大抵カメラを持ってない時に訪れるもの。
だからこそ、普段から持ち歩けるフィルムカメラが欲しいと思い始めていた。
そこでカメラの選定に入る。
近年のフィルムコンパクトカメラの値上がり幅は異常。
底値を知ってる身からすると、高すぎてバカらしくなってしまう。
それでもGR21は画角的に唯一無二だから欲しいけどね。
僕の中にも一応フィルムカメラに対するスタンスがあって、
デジタルがメインなのだから、デジタルより高いフィルムカメラは買わない。
というものがある。
ただでさえフィルムカメラは現像代やらの写真にするまでの過程にコストがかかるし、中古しかないフィルムカメラは常に故障のリスクがつきまとう。
せっかく大枚をはたいて買ったカメラが一ヵ月程度で壊れたりしたら、それこそ二度とフィルムカメラを使わなくなりそうだ。
とまぁ貧乏な僕の言い訳はここまで。
そんなこんなで、コンパクトなフィルムカメラを探して見つけ出したのがこれ。
MINOX 35GT
どうですか。
めちゃんこ可愛いよね。
露出は絞り優先オート。
ピントは目測。
プラスチックになったRollei35って感じだね。
レンズも沈胴式だし。
このカメラに関しては、僕とTwitterで付き合いのある人達も持っていないレアなやつだと思う。
動作確認なしでジャンク扱いで7000円程度のものを救出した。
電池入れて、シャッター調整したら普通に使えるようになったので良かった。
外観はめちゃめちゃ綺麗だし、専用のケースとストラップもついてきた。
手触りもいいしめちゃくちゃ気に入っている。
さて肝心の写りは。
以下作例をどうぞ。
ちなみにフィルムはRollei RPX400だよ。
いかがだっただろうか。
うん。画面左側に盛大な露光漏れがあるね。
これが露光漏れなのか、フィルムがおかしかったのかは謎。
まだ1本しか撮りきってないので。
このカメラ、F8位までは結構シャープな描写をする。
逆にそれ以上絞ると回折現象が猛威をふるう。
ビルの写真やら重機の写真とかはそれが割と顕著で、ボヤっとした写りになってる。
目測式のカメラだし、ISO400のフィルムを使っていたので、基本的に絞り込んでの撮影が多かったからか。
まあそれでもいいんだ。
回折現象が凄かろうが、露光漏れが激しかろうがいいんだ。
このカメラ可愛いから。
それに僕の小さなバッグにもちゃんと収まるし。
このカメラを気に入りまくったせいで、135用のISO400モノクロフィルムが冷蔵庫の中に増殖中。
また次のフィルムが上がったらレポートしようと思う。
それでは、また。
PS:このカメラ、36枚撮りでも39枚撮れるおトクなカメラでもある。