ずっと使い続けたいと思うフィルムに出会った話。
おはようからこんにちは。
雨ばかりの今夏、いかに写活の時間を捻り出すかで悩んでいるあいかさんです。
最近全然デジタル使ってない。
フィルムカメラばかり使ってる。
フィルムライフって沼だよねぇ。
デジタルで解像力ばかり追い求めていた自分が嘘のように、フィルムの写りすぎない写りにはまってしまっている。
そりゃ今時はデジタルの方がフィルムよりも上等な写真が撮れると思う。
けど、そうじゃないんだよね。
GFXの目が眩む程の解像力も好きだけど、今は高周波を感じないフィルムの優しい写りを見て癒されたいのさ。
最近はGFX売り払って、デジタルを妻と共用にしてX-T10をX-E4かX-S10あたりアップデートして、レンズもXF18/2とXF60/2.4買い足して、物撮り用兼僕のデジカメメイン機としてdp3 Quattroあたりにしようかなって思ったりする。
余ったお金は、新しいフィルムカメラに投資する…みたいな。
Nikon F2とか良いよね。
壊れなさそうで。
壊れにくい機械式のフィルムカメラが趣味として最高だと最近気づいた。
別に速写性とか求めてないからAFも要らないし。
他にもう一台問答無用に強い中判カメラ買ってもいいかなーって思ってたけど、MAMIYA C220が気に入りすぎてるのと、壊れる気配を感じれないから別にいいかなって思ってる。
もしものために、バックアップ用にC220かC330購入してもいいかなと思ったりもするけどね。
とまぁ、割と実現度高めな野望はここまでにして、本題。
ずっと使い続けたいと思うフィルムに出会った話をしようかね。
最近はすぐに現像から返ってくるカラーフィルムばかり使っていたけれど、そろそろ本気で中判カメラでモノクロ写真に取り組もうと思い始めていた。
個人的にはILFORDのDELTA400が好きなので、ISO400はそれをメインにしつつ、いわゆる中庸感度はどうしようかなと悩んでいた。
ACROS100も高性能で大好きなんだけど、GFX50 Rで撮ると、本当そのままACROSが再現されてる感じがあって、既視感が凄かった。
ISO100以下の低感度のフィルムも色々買い揃えてみたものの、試そうにも一番明るい季節が雨で潰れてしまい、それも難しくなってしまった。
ネットで様々なフィルムの作例を漁る。
実を言うとネットでアップされてる作例はうますぎるし、露出バッチリだし、現像液も一般的なラボで使われてるやつじゃないので、あまり参考にならない。
なんたって失敗例が掲載されてないからね。
こういう感じで露出を失敗するとこんな感じで写るよ、みたいな。
大抵の人は露出ミスったりするから、露出不足、露出過多な作例位はあってもいいんじゃないのかなぁ。
そんな中で、あるフィルムの作例に目が留まる。
なんだこれ、めっちゃコントラスト高いじゃん。
光と影のコントラストで遊ぶモノクロだからこそ、こういう描写だと楽しそうだなって。
それがこれ。
Rollei SUPERPAN200
中庸感度ISO200の航空写真用フィルムだ。
はるか上空から街並みを撮るためのフィルムだ。
コントラストが高く、高画質なのも頷ける。
この素性なら、一般的なラボでもしっかりコントラストの効いたネガになるんじゃないか?
そう思って試しに2本買ってみた。
それでは気になる作例をどうぞ。
いかがだっただろうか。
うん、コントラスト高いね。
しかもフィルムなのに、マイクロコントラストも高い。
最高だね。
これだよ、これ。
これが僕の求めてた画だよ。
ヒビもしっかり写し込むし、水面の感じもいい。
コンクリートの写真とか凄い。
あのツヤ感、生々しくない?
コンクリートに生々しいって、なんか変だけど、生々しいなってのが最初の感想。
都市景観とか、市街地での撮影が多い僕からすると、これはベストマッチなフィルムかもしれない。
というか、この描写好きすぎる。
僕の頭の中にあった、こういう風に写ってくれたらなーってのがそのまま出てきた感じ。
これは付き合いの長いフィルムになるなーって思う。
だってまたすぐに使いたくなったから、すぐにおかわり発注したもの。
そして、自分の持ってるMinolta X-700用にもこのフィルム買ったもの。
135ではどんな写りするんだろうか。
もうちょっと粒子が乗るのかなーとか。
このフィルムへのワクワク感と、Romanticが止まらない。
今フィルムカメラを持ってて、このフィルム使った事ないって人は是非使ってみてほしい。
他のフィルムにない個性を持っているフィルムだ。
結果、気に食わなかったとしても、新しい発見があるフィルムだと思う。
そして使った結果を見せて欲しいと思う。
ネットでの作例少なすぎる感あるし。
待ってる。
ずっと待ってるから。
それでは、また。