オールドレンズで遊んだ話。
おはようからこんばんは。
何も言えなくて…夏が頭をリフレインしているあいかさんです。
夏が終わりつつある。
良いのか悪いのか。
良いに決まってる。
暑いのは嫌だ。
そんな事より、ニュースですよ。
Twitterでお付き合いのある、さるお方から、善意を賜った。
事のきっかけは、僕のこのツイート。
https://twitter.com/aika0156/status/1431558176583798785?s=21
僕の135判フィルムカメラのメイン機、MINOLTA X-700が逝ってしまった。
悲しい事に、絞り開放以外使えなくなってしまったのだ。
こんなん暗くなってからじゃないと撮れない最悪のカメラだ。
めちゃくちゃ気に入ってたカメラだっただけにめちゃくちゃ落ち込んだ。
そんな落ち込んでいる僕をみかねたのか、そのさるお方は僕にカメラの提供を下さったのだ。
それがこれ。
MINOLTA SR-T 101
かの有名なユージン・スミスも使った名機。
もちろん、SRマウントなので、X-700に使ってたレンズ達が使える。
そしてさらに、レンズにも注目してほしい。
MINOLTA MC ROKKOR 58mm F1.2
そう、ROKKORレンズ四天王の一角だ。
(ほかの四天王は、50/1.2、85/1.7、135/2だろう。異論は認める)
しかも!
デジタルとフィルム、同時に楽しめるように58/1.2を2本も貸して下さった。
あなたが神か…
という訳で、GFX50Rにマウントアダプターをかませて58/1.2を装着してみた。
うん。
素晴らしい。
カッコいい。
さて、GFXに135判レンズをつけた場合、一般的には四隅にケラレが発生すると言われている。
そこで、色んなフォーマットを試してみたので見てってほしい。
前提1:ピントは全て無限遠
前提2:絞りは全てF8
それではどうぞ。
クロップなしの4:3
GFX本来の画角の4:3だと四隅にケラレが見られる。
3:2
3:2にしてもまだケラレる。
35mmモード
35mmモードだと当然のように全くケラレない。
1:1
バッサリと左右を切るのでケラレもなくなり、怪しい四隅の影響もなくなる。
僕がよく使うフォーマットなのでありがたい。
と、フォーマットの話はここまでにして。
作例をどうぞ。
いかがだったろうか。
立体感が凄い。
そして難しい。
絞り1.2だとピント面が本当に1mm位しかない。
GFXだと換算F値0.96になるから仕方ない。
それにシャッタースピードの管理も難しい。
ISO100でもGFXのメカニカルシャッター限界の1/4000を簡単に越えてしまう。
容赦なく電子シャッターに切り替わる。
4433と言えど、中判センサーの電子シャッターだ。
歪みが酷い。
三脚に据えた上で、動かない被写体ならいいがそんなの静物位だろう。
そして現在は、本来あるべき姿であるSRマウントのカメラにこのレンズをつけて鋭意撮影中だ。
ここ最近天気が悪すぎて、カメラを持ち出せていないので、フィルムでの作例は今しばらく時間がかかりそうだ。
お借りした貴重なレンズを濡れて台無しにする訳にもいかないし。
しかし貴重な体験をさせて貰えた。
カメラを頂けるだけにありがたいのに、こんなに素晴らしいレンズを貸して頂けるなんて。
しかもTwitterの繋がりだけで、実際にお会いした事もないのに。
信用して頂き本当にありがたい限りだ。
きちんとしたお礼をしなければ…!
という訳で今回はここまで。
それでは、また。